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NAB Show 2012出展内容のご紹介
2012年4月9日
展示内容
NAB show 2012でザクセルは高画質のソフトウェアベースの、H.264コーデックを用いた4K RAW映像のリアルタイム・ストリーミングを行います。
また、SONYのF65やRED 4Kカメラを用いた効率の良い4Kデジタルシネマ作成のワークフローのデモも行います。
4Kストリーミング デモ
弊社のH.264エンコーダは東芝テリーのClever Dragonから4096 x 2160 10ビットRAW映像を毎秒30フレーム出力させ、それをキャプチャーします。
エンコーダは、RAW映像を60MbpsのH.264ストリームにリアルタイムでエンコードし、TCP/IPを介して弊社H.264デコーダに送信します。
デコーダはTCP/IPパケットを受け取り、解凍してSONY VPL-VW1000ES 4Kプロジェクタに毎秒30フレームの映像を出力します。
映像のキャプチャから上映までの遅延は理論上4フレームです。
エンコーダ、デコーダ共にソフトウェアで実現されており、4Kビデオカメラや4Kディスプレイの価格が安価になったため、4Kリアルタイム・ストリーミングは
サーベイランス、検査、放送やテレカンファレンス等に実用化できるようになりました。
4Kデジタルシネマ作成ワークフロー
もう一つのデモは、弊社のZaxtar 4Kビデオサーバーを使った4Kデジタルシネマ作製のワークフローのデモです。
カメラとしては、Sony F65やREDカメラを用い、効率が良く作業時間を大幅に削減でき、コスト面でも競争力のある4Kワークフローです。
Zaxtar 4Kを使ったワークフローでは、ファイルを他の記録装置にコピーする必要が無いため、大変に高能率です。
また、コピーする必要がないということは、スタジオはZaxtar 4Kからエクスポートするファイルを、暗号化されたDCPだけに制限することができるので、
コンテンツの保護もより安全に行えます。
Zaxtar 4Kは汎用部品からなっているため価格も安価です。
また、高価なステップとなるカラーコレクションはソフトウェアをライセンスして使用します。
デジタルシネマワークフロー
Zaxtar 4Kサーバー上での上記ワークフローのステップは、
1. 圧縮されたRAWファイルをOpenEXRやDPXファイルに変換する (Sony RAWViewer、(Windows版は既にリリースされています)あるいはRED RedCineを用いる)
2. カラー・コレクション(Da Vince Resolve software)
3. 4K 10bit log DPXファイルを直接4Kプロジェクタや4Kディスプレイに再生
4. 監督等に、デイリーを4K H.264でストリームする
5. DCP、KDMを作製する(Fraunhofer easy DCPを用いる)
6. 4K DCPを再生する(Fraunhofer easyDCP Playerを用いる)
デモではステップ3,4,6を実演します。
また、JVC GY-HMQ10 4Kカムコーダで撮影したビデオを4Kプロジェクタで実演します。
ぜひお立ち寄りください。